大規模マンションの購入で多数の入居者がいると新生活はどうなる?
大規模マンションと言えば、住戸数が多いことがイメージできますが、具体的な規模についてご存じでしょうか。
マンションは規模によってメリット・デメリットが異なるため、事前にしっかりと把握し、どのような物件を選択するのか検討することが大切です。
そこで今回は、大規模マンションとは何か、メリット・デメリットと併せてご紹介します。
マンションの購入をご検討中の方は、ぜひ今後のご参考にしてみてください。
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購入するなら知っておきたい大規模マンションの定義とは?
まずは、購入に際して知っておきたい大規模マンションの定義についてご紹介します。
大規模マンションとは
大規模マンションには、実は明確な定義がありません。
住戸数の目安として100戸以上を有する物件は、大規模マンションと呼ばれるのが一般的です。
40戸未満であれば小規模、40戸から100戸程度であれば中規模と判断されることが多いでしょう。
大規模マンションの定義は法律で定められていたり、建築上の共通認識であったりするわけではなく、あくまでも一般論です。
そのため、購入する際に150戸以上や200戸以上のマンションと定義されることがあるかもしれません。
また、100戸以上と言っても、なかには500戸から1,000戸以上もの住戸を有するマンションもあります。
大規模マンションを購入する場合は、住戸数の幅が大きくなることを覚えておきましょう。
なお、大規模だから資産価値が高いとイメージされる方がいらっしゃるかもしれませんが、資産価値は立地や建物、管理体制などによって決まるものです。
大規模に由来して立地や管理体制が良い場合は多いですが、中小規模でも資産価値が高いマンションはあるため、基本的には規模によって資産価値が決まることはないと考えられます。
タワー型と多棟型
大規模マンションには、タワー型と多棟型の2つのタイプがあります。
タワー型は、いわゆるタワーマンションと呼ばれる20階以上あるような高層マンションのことです。
基本的に都心部や駅の近く、商業エリアなどに多く建設されます。
また、居住者はさまざまな層が集まる傾向にあり、単身世帯からファミリー世帯まで幅広い世代が見られます。
一方、多棟型は、駅から離れた場所や郊外の広大な敷地に複数の棟が建設されたマンションのことです。
敷地面積の広さを生かして公園や保育施設などを設置している物件が多いでしょう。
居住者には、緑が多い住環境を好むファミリー世帯が多い傾向です。
このように同じ大規模マンションでも、タイプによって住環境や入居者が大きく異なるため、購入の際は状況に応じて適切なタイプを選択することが大切です。
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大規模マンションを購入するメリット
次に、大規模マンションを購入するメリットについてご紹介します。
管理費や修繕費が抑えられる
大規模マンションを購入するメリットとして挙げられるのは、管理費や修繕費が抑えられることです。
なぜなら、入居者が多いことによって1戸が支払う費用が安くなるためです。
集合住宅の場合は、共用設備の維持や管理人の人件費など固定費として毎月継続的に費用を支払う必要があります。
毎月の費用負担は生活に直結するため、ここを安く抑えられるのであれば、家計も助かるでしょう。
共用施設が充実していることが多い
タワー型、多棟型の両方に言えることですが、立地や入居者に合わせた施設が充実しているメリットもあります。
具体例を挙げれば、タワー型なら展望台・パーティールーム・シアタールーム・フィットネスジムなど、タワー型なら公園・中庭・キッズルーム・保育所などです。
購入者は、基本的に共用施設を無料で利用できます。
入居者間のコミュニケーションをとる機会も増えるでしょう。
資産価値が下がりにくい
大規模マンションは好立地に建設されやすいため、資産価値が高く、下がりにくい傾向にあります。
先述したように多棟型は駅から離れた場所や郊外に建設されることが多いため、好立地と言えるのか疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、建設エリアに一気に入居者が増加することによって、そこを中心に開発が進んでいくため、多棟型も好立地になりやすいのです。
入居者が多いことは、管理費の滞納による影響を受けにくいことにもつながるため、管理体制が悪化しにくいメリットもあります。
日当たりが良い
大規模マンションの特徴から考えると、日当たりが良いこともメリットの1つです。
タワー型は高層で下層にテナント、上層が住戸になっていることが多く、隣接する建物による影響を受けにくいと言えます。
また、多棟型は隣地が公園や駐車場になることが多いため、建物間の距離があり、日が遮られることが少ないでしょう。
明るい部屋で毎日を過ごせることは、購入後の充実した新生活につながります。
コミュニティを形成しやすい
先述したようにタワー型は幅広い世代が集まりやすいですが、多棟型はファミリー世帯が集まるため、子育て世代で似た境遇の方が多い傾向です。
とくに多棟型は所得水準が同等で子どもの幼稚園、小中学校も同じことが多いため、コミュニティを形成しやすく、悩みの共有などができるでしょう。
そのため、購入者同士で交流することが苦手でない方にとっては、メリットと言えます。
多棟型は自然がある住環境を入手しやすい
多棟型は敷地内に公園や広場があることが多く、自然がある住環境を入手しやすいメリットがあります。
ファミリー世帯にとっては、日頃から緑がある環境で子育てすることができ、子どもの情操教育にも役立つでしょう。
とくに子どもが小さいうちは外出も大変なため、敷地内に遊び場があると助かりますね。
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大規模マンションを購入するデメリット
最後に、大規模マンションを購入するデメリットについてご紹介します。
居住者の意見がまとまりにくい
大規模で入居者が多いゆえに管理組合などで意見がまとまりにくいことはデメリットです。
ただし、人数が多ければ、リーダーシップがある見識者が複数人いる可能性もあります。
外出に時間がかかりやすい
高層だったり、敷地が広かったりするため、マンションの外に出るまでに時間がかかりやすいデメリットもあります。
タワー型では、なかなかエレベーターに乗れずに苦労するかもしれません。
一方、多棟型は敷地が広く、移動に時間がかかる可能性があります。
また、同じ敷地内に似た境遇の多数の入居者がいることによって生活リズムがかぶるため、通勤・通学の時間帯に混雑が起こることも敷地外に出るまでに時間がかかる原因の1つです。
タワー型では駅、多棟型では周辺道路も混雑しがちなため、注意しましょう。
多棟型は駅から遠い物件が多い
先述したように多棟型は広大な敷地が必要なため、新しい物件ほど建設地が少なく、駅から遠い場合が多いこともデメリットです。
そのため、家族のライフスタイルに配慮して検討し、タワー型とも比較しながら考える必要があります。
多棟型希望で立地条件を優先する場合は、中古の多棟型を選択してみるのも良いかもしれません。
ただし、すでに建設済の中古物件であれば、駅から近い場合もあります。
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まとめ
大規模マンションとは、総戸数100戸以上を目安とする物件のことです。
タワー型と多棟型があり、それぞれで特徴が異なるため、ライフスタイルや家族構成に合った物件を選択することが大切です。
管理費や修繕費が安かったり、資産価値が下がりにくいという費用面での大きなメリットがあります。
一方で、入居者が多いことから意見がまとまりにくかったり、外出に時間がかかったりすることはデメリットです。
購入に際しては、メリット・デメリットを多角的に考慮し、希望条件に合致する物件を探しましょう。
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