親が住む家の購入で住宅ローンは組める?利用可能なローンの違いも解説

購入コラム

親が住む家の購入で住宅ローンは組める?利用可能なローンの違いも解説

自宅の購入に利用するイメージが強い住宅ローンですが、実は親が住む家の取得にも活用できる場合があります。
親名義ではなく子どもが購入し住宅ローンを組むには、条件やローンの種類を正しく理解することが大切です。
親族居住用住宅ローンやセカンドハウスローンなど、目的に応じた選択肢を比較検討する必要があります。
この記事では、それぞれのローンの特徴や注意点、利用時のメリット・デメリットを解説します。

この記事の執筆者

このブログの担当者 木下 康裕

株式会社キーポイント代表取締役
タワマン・マンション・戸建て・土地・事業用の不動産売却・購入をご担当させて頂きます。不動産経験15年以上、大手不動産会社出身の担当者がワンツーマンでお客様の不動産売却をお手伝いします!!私は一度きりのお取引で終わるのではなく末永くおつきあい頂ける仲介を目指しております。不動産のことなら、お気軽にご相談をお待ちしております。

住宅ローンで親が住む家を購入することは可能か

住宅ローンで親が住む家を購入することは可能か

親のために住宅を購入したいとお考えの方にとって、住宅ローンの利用が可能かどうかは重要な点でしょう。
実は、親が住む家を購入する際にも、特定の条件を満たせば住宅ローンを利用することができます。
ここでは、親御様の居住を目的とした住宅購入に利用できるローンの種類や特徴について解説します。

親に家を買う目的でも利用できるローン

親が住む住宅でも、親族居住用住宅ローンやセカンドハウスローンを使えば住宅ローンの枠組みに含められます。
前者は、親族の居住を条件とする住宅専用ローンで、同居か近居かは金融機関ごとに異なるため事前確認が欠かせません。
後者は、第二の住まい用として設定された商品で、別荘や将来の転居拠点にも転用しやすい柔軟さが特徴です。
なお、どちらも登記上の所有者を子にするか共有にするかで贈与認定の可能性が変わるため、購入時は税理士など専門家へ相談すると安心です。
また、住宅取得資金贈与の非課税制度を活用する場合でも、贈与者・受贈者の関係や住宅性能の要件が細かく定められているため要件確認が欠かせません。
金融機関によっては、近居支援策として金利優遇キャンペーンを実施している例もあり、条件を満たせば当初から数年間の負担を軽減できます。

親族居住用住宅ローンの概要

親族居住用住宅ローンは、借主が住まなくても利用でき、収入合算を通じて借り入れ可能額を広げやすい仕組みです。
ただし、合算者のいずれかが将来居住する条件が課されるのが一般的で、住宅ローン控除は借主本人が入居しなければ適用されません。
控除を活用する場合は、親が借り入れ人となり自ら居住する必要があります。
団体信用生命保険の加入要件も通常と同じで、持病がある親と合算する際は保障内容をよく確認する必要があります。
返済期間は最長35年を設定できる商品が多いものの、親が高齢の場合は完済時年齢制限で借り入れ枠が縮小するため、繰上返済や期間短縮など柔軟な返済計画が求められます。

セカンドハウスローンの概要

セカンドハウスローンは、主な住まいとは別に持つ住宅を対象とし、親の住まい確保にも利用できます。
新築・中古や改修費用をまとめて融資できる商品も多く、将来は自分が住む、あるいは賃貸物件に回して家賃収入を得るといった資産活用も視野に入れることができるでしょう。
金利は年2%後半~3%台が目安で、審査基準は通常の住宅ローンより厳しめです。
融資上限は物件評価額の70~80%に設定されるケースが多く、頭金を多めに用意するか、別途担保を差し入れる工夫が必要です。
固定金利型・変動金利型が選べますが、将来の金利上昇リスクを見込んだシミュレーションをおこない、返済総額を把握しておきましょう。

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親族居住用住宅ローンの特徴やメリット・デメリット

親族居住用住宅ローンの特徴やメリット・デメリット

親のために住宅を購入する際、利用できる住宅ローンについて、知っておきたいのではないでしょうか。
その中の1つである「親族居住用住宅ローン」には、大きな特徴があります。
ここでは、親族居住用住宅ローンの特徴やメリット・デメリットについて解説します。

親族居住用住宅ローンの特徴

このローンは親族の実際の居住を前提に、借主が別の持ち家を保有していても組める点が大きな特徴です。
同居でも別居でも利用でき、親の住環境を柔軟に整備できます。
ただし、取り扱いのない金融機関もあるため、取扱可否と条件の比較が大切です。
借り入れ時には、物件所在地が親族の勤務先や介護施設に近いかなど、実際の居住実態が審査で確認される場合があります。

親族居住用住宅ローンのメリット

最大のメリットは収入合算による借り入れ枠拡大で、希望する物件価格に届きやすくなります。
また、共有名義にすれば相続トラブルを防ぎやすく、将来の資産管理もスムーズです。
親が連帯債務者となり入居すれば、親側で住宅ローン控除を受けられる可能性があります。
高齢の親が単独でローンを組むのが難しい場合でも、子と合算することで購入機会を確保できる点は大きなメリットです。
さらに、子の単独名義で借りるより親の生活実態に沿った物件を選択しやすく、介護や見守りといった将来的サポートの設計もしやすくなります。

親族居住用住宅ローンのデメリット

借主が入居しない場合は住宅ローン控除を使えず、税負担軽減の恩恵がありません。
さらに、審査基準が金融機関によってバラつき、取り扱い自体が限られている点もデメリットです。
共有名義は便利な反面、売却や相続時に意思が割れると調整が難しくなるため、契約時に権利関係を明確にしておく必要があります。
固定資産税や修繕費など維持費は子が負担するケースが多く、親のライフイベントや健康状態の変化によっては空き家リスクが生じる点にも注意が必要です。

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セカンドハウスローンの特徴やメリット・デメリット

セカンドハウスローンの特徴やメリット・デメリット

親のために住宅を購入する際、「セカンドハウスローン」の利用を検討される方もいらっしゃるのではないでしょうか。
セカンドハウスローンは、通常の住宅ローンとは異なる特徴や条件が存在します。
ここでは、セカンドハウスローンの特徴やメリット・デメリットについて解説します。

セカンドハウスローンの特徴

セカンドハウスローンは自宅以外の住宅に対応し、親の住まい、別荘、将来の移住先など幅広い用途に利用できます。
審査では総借入額と返済比率、勤続年数などが重視され、団体信用生命保険への加入も要件となる場合が多いです。
金利は一般的に高めで、返済負担を見据えた計画が不可欠です。
変動金利型で借りる場合は、毎月返済額が一定でも利息負担が膨らむリスクがあるため、繰上返済に備えた余剰資金の確保が望まれます。

セカンドハウスローンのメリット

用途制限が緩やかなため、親の居住用にとどまらず賃貸としての運用や自己利用への切り替えも容易です。
リフォーム費や改築費を同時に借りられる商品なら、古い実家のバリアフリー化なども一括で資金手当てできます。
また、資産活用の幅を広げる選択肢として有効です。
親が将来、施設に入ったとしても、自宅と異なる立地の住宅を賃貸物件として出し、家賃収入でローンを賄うなど、多様なキャッシュフロー設計が可能です。
さらに、地方移住支援策の補助金と組み合わせれば、取得コストを抑える効果も期待できます。

セカンドハウスローンのデメリット

住宅ローン控除の対象外であり、一般住宅ローンより金利が高いため、総返済額が増えます。
審査も厳格で、健康状態や年収要件により融資が難しくなるケースがあります。
また、物件評価額への融資比率が低めな分、自己資金が不足するとキャッシュフローに影響が出やすい点もリスクです。
くわえて、複数の金融機関を比較し、将来の売却や賃貸転用も含めた長期シミュレーションをおこなうことが大切です。

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まとめ

親が住む家の購入に住宅ローンを使う場合は、目的や条件に応じたローンを選ぶことが大切です。
親族居住用住宅ローンやセカンドハウスローンは特徴や要件が異なり、慎重な比較と理解が求められます。
それぞれの利点と注意点を踏まえたうえで、自身や家族の状況に最適な選択を心がけましょう。


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