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住宅ローンの審査で通りやすいのは?手続きを迅速に進める方法!

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住宅ローンの審査で通りやすいのは?手続きを迅速に進める方法!

マイホームを購入する際は、住宅ローンを利用する方がほとんどです。
人気の物件は買主が決まりやすいため、住宅ローンの手続きを迅速に進められるかどうかがポイントになるでしょう。
そこで今回は、住宅ローンの審査に通りやすい方の特徴や職業、通りやすくするコツについてご紹介します。
マイホームの購入をご検討中の方は、ぜひ今後のご参考にしてみてください。

この記事の執筆者

このブログの担当者  木下 康裕

株式会社キーポイント代表取締役
タワマン・マンション・戸建て・土地・事業用の不動産売却・購入をご担当させて頂きます。不動産経験15年以上、大手不動産会社出身の担当者がワンツーマンでお客様の不動産売却をお手伝いします!!私は一度きりのお取引で終わるのではなく末永くおつきあい頂ける仲介を目指しております。不動産のことなら、お気軽にご相談をお待ちしております。

住宅ローンの審査に通りやすい方の特徴とは?

住宅ローンの審査に通りやすい方の特徴とは?

住宅ローンには、さまざまな金融機関の商品がありますが、どの住宅ローンを利用するにしても審査に落ちてしまう方は一定数います。
それは、金融機関が審査しているのが収入だけではないためです。
金融機関は最終的に融資金を回収しなければならないため、収入以外にもさまざまな角度から返済能力があるかどうかを審査しているのです。
ここでは、住宅ローンの審査に通りやすい方の特徴をご紹介します。

特徴①収入が多い

金融機関は収入を確認することによって返済に対する難易度を測っています。
収入が多ければ楽に返済できるとみなされ、審査に通りやすいといえるでしょう。
具体的に確認されるのは、雇用形態(正社員かどうか)やボーナスの回数(2回出ているか)などです。

特徴②健康状態が良い

住宅ローンの借入時は、契約者に万が一のことがあった場合に返済負担がなくなる団体信用生命保険への加入が必須なケースがほとんどです。
しかし、健康診断の数値に異常があれば、この団体信用生命保険への加入が困難になるケースもあります。
団体信用生命保険への加入が困難な場合、金融機関は融資金の回収ができない可能性があるため、審査に通りづらくなるでしょう。
住宅ローンの返済期間は長期に渡るため、健康状態が良くないと判断されると、継続的に仕事ができるかどうかも疑問視されてしまいます。
なお、現在特定の疾患がある方は、団体信用生命保険を契約する際に告知が必要なため、注意しましょう。

特徴③年齢が若い

住宅ローンの審査は、年齢が若いほうが通りやすいといえます。
なぜなら、金融機関から見れば年齢が若いほうが健康状態に問題がない方が多く、これから収入が上がることからも長期間の返済に対して回収が滞るリスクが少ないためです。
中高齢の方は、返済途中で病気にかかる方が多くなり、完済間近になると退職する方も出てくるため、回収が滞るリスクが高くなります。

特徴④返済負担率が低い

住宅ローンの審査では、返済負担率も確認事項の1つになることが多いでしょう。
返済負担率とは、年間の返済額を年収で割った数値のことで、これを見れば住宅ローン返済の難易度がわかります。
この数値が低いほど楽に返済ができ、高ければ返済が困難になりやすいと考えられます。
そのため、年収の高い方でも返済負担率が40%を超えると審査に通りにくくなることを覚えておきましょう。
通過の目安となる数値は30%です。

特徴⑤勤続年数が長い

勤続年数が長ければ、会社で信頼できる地位にある、もしくはこれから安定した地位につきやすいと考えられます。
また、離職の可能性も低いとみなされ、金融機関からの信頼を得やすいでしょう。
勤続年数が短い場合は、今後の収入の上昇率などを判断しにくく、再転職の可能性も否定できません。
このようなケースでは、前職よりも収入が上がっていることやキャリアアップにつながっていることをアピールすると良いでしょう。
少なくとも半年から1年以上の勤続年数が条件にされていることが多いため、転職したばかりの方は、注意が必要です。

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住宅ローンの審査に通りやすい職業はある?

住宅ローンの審査に通りやすい職業はある?

次に、住宅ローンの審査に通りやすい職業についてご紹介します。

職業①公務員

国や自治体の下で働く公務員は、終身雇用が前提となっているほか給与が税金から支払われており、雇用に対して高い安定性があります。
そのため、長期間の住宅ローン返済では、とくに金融機関からの信用を得やすいでしょう。

職業②医師

医師が働く医療現場は途絶えないと見込まれることや国家資格のため、他院への転職もしやすいことから安定して働ける職業とみなされます。
公務員と同じように雇用の安定性を評価されているといえるでしょう。

職業③大企業の正社員

大企業は中小企業と比べて倒産のリスクが少ないと想定できます。
また、昇進による給与アップも期待できるため、継続的な返済が可能とみなされるでしょう。
ここまでご紹介した職業に共通しているのは、収入の「安定性」です。
住宅ローンは返済期間が長期に渡るため、直近の収入の高さよりも安定性が重視されることを覚えておきましょう。
しかし、中小企業や自営業の方は、住宅ローンの審査に通りにくいのかといえば、そうではありません。
金融機関は職業だけでなく、先述した特徴や自己資金の有無、信用情報に問題がないかどうかなど、総合的に判断します。
そのため、住宅ローンの審査に通りやすい職業に就いていたとしても、別の角度から見て安定性に欠けていると判断されれば、審査に落ちる可能性もあります。
また、経営者は会社の決算書を求められるケースもあるため、注意しましょう。

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住宅ローンの審査に通りやすくするためのコツ

住宅ローンの審査に通りやすくするためのコツ

ここまでお伝えしたように、さまざまな条件から住宅ローンに通りやすい方と通りにくい方がいるのは事実です。
ここでは、住宅ローンに通りにくいと考えられる場合でも、通りやすくするためのコツについてご紹介します。

コツ①頭金を多めに用意する

頭金を多めに用意することによって下がるのは、借入額です。
借入額が下がれば、先述した返済負担率も下がるため、返済が容易な状況であることを金融機関へアピールでき、審査に通りやすくなります。
用意したい頭金の目安は、新居に利用する予算の10%程度です。

コツ②信用情報に問題がないか確認する

住宅ローンの審査では、借金・債務整理の経験、クレジットカードやローンの滞納、奨学金の利用歴など、過去の金融機関の利用履歴も確認します。
意外なところでは、クレジットカードやスマートフォンの料金の滞納も審査の対象になるため、注意が必要です。
心当たりがある場合は、5年程度(自己破産では10年程度)待つことによって信用情報が更新されます。
また、キャッシング枠がついたクレジットカードで利用していないものがあれば、解約しましょう。
所持したままにしていると、住宅ローンの借入可能額が少なくなり、審査に通りにくくなる可能性があります。

コツ③嘘の申請をしない

住宅ローンに申し込む際は、嘘の申請をしないことも大切です。
金融機関に悪意のある嘘だと判断されると、審査に落ちてしまうだけでなく、今後住宅ローンが借りられなくなるリスクもあります。

コツ④不利な条件でも通りやすい金融機関を選ぶ

住宅ローンにはさまざまな商品があり、金融機関によって審査条件が異なります。
たとえばフラット35は、勤続年数や職業に対する条件が緩いため、検討してみると良いかもしれません。

コツ⑤住宅ローンを組みたい金融機関の優良顧客になる

すでに検討している金融機関がある場合は、給与の振込口座を開設したり、定期預金を契約したりするなど、優良顧客になれるよう立ち回るのも1つのコツです。
普段から利用しており、優良顧客であれば、審査で優遇されやすくなります。

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まとめ

住宅ローンの審査には通りやすいケースと通りにくいケースがあるため、通りやすい方の特徴や職業を把握し、条件を整えてから手続きに臨むことが大切です。
不利な条件の場合でも、頭金を多めに用意し、借りる金額を減らすなどの対策で審査に通る可能性もあります。
迅速に住宅ローンの手続きを進め、理想の住宅を入手できると良いですね。


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