マンションからマンションへ住み替えるメリットや注意点をご紹介

相続コラム

マンションからマンションへ住み替えるメリットや注意点をご紹介

転勤やお子さまの誕生などをきっかけに、現在住んでいるマンションを売却して新しくマンションを購入したいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
マンションからマンションへの住み替えにはメリットだけでなく注意点もあるため、両方を把握したうえで住み替えを進めるのが重要です。
この記事では、マンションからマンションへ住み替える際のメリット・デメリットや注意点、住み替えの方法をご紹介します。

この記事の執筆者

このブログの担当者 木下 康裕

株式会社キーポイント代表取締役
タワマン・マンション・戸建て・土地・事業用の不動産売却・購入をご担当させて頂きます。不動産経験15年以上、大手不動産会社出身の担当者がワンツーマンでお客様の不動産売却をお手伝いします!!私は一度きりのお取引で終わるのではなく末永くおつきあい頂ける仲介を目指しております。不動産のことなら、お気軽にご相談をお待ちしております。

マンションからマンションへ住み替えるメリット・デメリット

マンションからマンションへ住み替えるメリット・デメリット

マンションからの住み替えでは一戸建てに住み替えることもできますが、住み替え先としてマンションを選ぶとさまざまなメリットがあります。
しかし、マンションからマンションへの住み替えにはデメリットも存在するので、失敗を防ぐためにデメリットも把握しておきましょう。
マンションからマンションへ住み替えるメリットとデメリットをご紹介します。

メリット

マンションからマンションへの住み替えにはいくつかのメリットがあります。
まず、過去のマンション生活の経験を生かすことができます。
自分や家族の必要な機能や希望を把握しているため、物件選びが失敗しにくくなります。
もし以前のマンションに不満があった場合、それを解消できる可能性も高くなります。
また、マンションでは共用部の修繕や管理が管理組合に任されるため、自分で手配する必要がありません。
一方、一戸建ての場合は修繕について自分で手配しなければなりません。
この点でマンションは手間が省けます。
さらに、マンションではフラットな空間で生活できるため、高齢者でも階段の上り下りが難しいという問題がありません。
これにより、生活スタイルを維持することができ、安心して暮らすことができます。

デメリット

現在お住まいの物件に関する不満が、マンション特有のものである場合、マンションへの住み替えでは不満が解消できない可能性が高いというデメリットがあります。
たとえば、管理費や修繕積立金の負担、管理組合の理事が定期的に訪問することなどの不満は、マンションに住み替えても解消されない可能性が高いでしょう。
さらに、マンションではリバースモーゲージを利用できる物件が少ないという点もデメリットです。
リバースモーゲージは、自宅を担保にして年金型の融資を受ける高齢者向けのサービスです。
将来的にリバースモーゲージを利用する可能性がある場合、マンションではその利用が制限される可能性が高くなります。

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マンションからマンションへ住み替える際の注意点

マンションからマンションへ住み替える際の注意点

満足できる住み替えを実現させるためには、メリットやデメリットだけでなく注意点も把握しておくことが重要です。
以下では、主な注意点をご紹介します。

管理費と管理状況を確認する

マンションを選ぶ際の重要なポイントの1つは、管理費と管理状況です。
管理費や管理の状況はマンションによって異なるため、金額や適切な管理がおこなわれているかを確認したうえで購入を検討しましょう。
管理費の金額はマンションの戸数が多ければ多いほど安くなる傾向がありますが、タワーマンションは戸数が多くても割高になる傾向があります。
マンションの管理は一般的に管理会社に委託されますが、住民が管理をおこなう自主管理のマンションも存在します。
自主管理のマンションは管理費が安くなるものの、清掃状況や修繕計画が十分でない可能性もあるため、注意が必要です。
また、管理会社が管理をしているマンションでも、管理費が適切であり、管理が十分におこなわれているかをチェックしましょう。

資金計画を立てる

住み替えを検討する際には、しっかりと資金計画を立てることが重要です。
住宅の売却によって得られる資金を次の住宅の購入に充てるため、売却によって実際に手元に残る金額を予測しておく必要があります。
マンションの売却には仲介手数料や税金などの費用がかかるため、売却金額がそのまま手元に残るわけではないことに留意する必要があります。
また、マンションを売却する際には住宅ローンの完済が必要となるため、残債の額を把握することも重要です。
住み替えを検討し始めたら、まずは返済計画表から住宅ローンの残債を確認しましょう。

長期修繕計画を確認する

マンションでは、通常10年から15年ごとに大規模な修繕がおこなわれます。
修繕が適切に実施されないと、マンションの資産価値が低下する可能性があるため、購入前には長期修繕計画を確認することが重要です。
長期修繕計画には、過去の大規模修繕の実績や今後の予定にくわえて、将来の修繕に向けて適切な予算が設定されているかを確認することをおすすめします。
予算を確認する際には、実際に必要な金額が修繕積立金として積み立てられているかを確認することも重要です。
長期修繕計画は通常、不動産会社を通じて閲覧できるため、気になる物件が見つかったら不動産会社に問い合わせると良いでしょう。

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マンションからマンションへ住み替える方法

マンションからマンションへ住み替える方法

住宅の住み替えでは、購入と売却をどのタイミングでおこなうかによって方法が異なります。
方法には売り先行と買い先行の2種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあるため、ご自身に合ったものを選びましょう。
マンションからマンションへ住み替える方法についてご紹介します。

売り先行

売り先行とは、今住んでいるマンションの売却を先におこなってから新しいマンションを購入する方法です。
住宅ローンの残債がある場合や売却益を購入費用に充てる場合は、売り先行で住み替えをおこなうのが一般的です。
マンションの売却を先におこなうことで、購入後に住宅が売れ残る心配がなくなり、新居の費用を確定しやすいというメリットがあります。
一方で、先に住宅を売却すると、新居の購入が間に合わない場合には仮住まいが必要になるデメリットがあります。
また、仮住まいを避けようとして急いでマンションを購入すると、新居の選択肢に妥協してしまう可能性もあります。
仮住まいを避けるためには、売却と購入の決済を同じ日におこなう方法もあります。
これまでのマンションから直接新しいマンションに引っ越したい場合は、不動産会社に相談すると良いでしょう。

買い先行

買い先行とは、新しいマンションの購入を先におこなってから今住んでいるマンションを売却する方法です。
時間に制約がないため、じっくりと物件探しができることや、空室でマンションを売りに出せるため内見の予定を入れやすいことなどがメリットとして挙げられます。
一方で、現在のマンションの売却に時間がかかってしまった場合、ダブルローンの期間が発生してしまうデメリットがあります。
また、もしマンションの売却価格が予想よりも低かった場合、資金計画が崩れてしまうリスクもあります。
このような資金面のデメリットがあるため、住宅ローンの残債がある場合は売り先行の方がおすすめです。

新築マンションへの住み替え

新築マンションでは、通常、分譲時期があらかじめ決まっており、入居時期も決まっているケースが一般的です。
新築マンションへの住み替えを検討する場合は、まず新築マンションの購入手続きをおこないます。
購入手続きが完了したあと、入居時期に合わせて既存のマンションの売却手続きをおこなうのが一般的な流れです。

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まとめ

マンションからマンションへの住み替えには、物件選びに失敗しにくくなるなどのメリットがある一方、リバースモーゲージを利用できない可能性が高いなどのデメリットがあります。
くわえて、管理費や管理状況を確認する、資金計画を立てるなどの点にも注意が必要です。
住み替えには売り先行と買い先行の2つの方法があり、それぞれに特徴が異なるので、ご自身に合った方法を選びましょう。


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