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リノベーションによるワークスペースの上手な作り方とは?

リフォームコラム

リノベーションによるワークスペースの上手な作り方とは?

勤務体系が柔軟化・多様化する昨今、マイホームにワークスペースを設けたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
ワークスペースがある物件を探すのも良いですが、中古物件にリノベーションを施せば、機能性や利便性の高いワークスペースを設置することが可能です。
そこで今回は、ワークスペースの種類やリノベーション費用の相場、施工の注意点やポイントについてご紹介します。

この記事の執筆者

このブログの担当者  木下 康裕

株式会社キーポイント代表取締役
タワマン・マンション・戸建て・土地・事業用の不動産売却・購入をご担当させて頂きます。不動産経験15年以上、大手不動産会社出身の担当者がワンツーマンでお客様の不動産売却をお手伝いします!!私は一度きりのお取引で終わるのではなく末永くおつきあい頂ける仲介を目指しております。不動産のことなら、お気軽にご相談をお待ちしております。

リノベーションで作るワークスペースのタイプは?

リノベーションで作るワークスペースのタイプは?

一口にワークスペースといっても、大きく分けると3つのタイプがあります。
快適に仕事をおこなうためには、家族構成や家庭環境に合わせてタイプを選択することが大切です。
ここでは、リノベーションで作れるワークスペースのタイプについてご紹介します。

ほかの部屋から独立した個室

1つ目のタイプは、ほかの部屋とは独立した個室です。
自分だけの空間で作業できるため、仕事に集中できるメリットがあります。
リモート会議の頻度が高い方などは、家族に干渉されない環境ができるため、とくにメリットを感じられるでしょう。
また、個室の場合は、収納スペースを広くとれることもメリットです。
そのため、プリンターなどの大きな機材を利用する方や仕事に利用する資料が多い方などにおすすめのタイプと言えるでしょう。
ただし、独立した環境の個室では、小さなお子さまに目が届かないため、その点はデメリットになり得ます。
別室になることで光熱費がかさむことにも注意が必要です。

パーティションを活用した半個室

2つ目のタイプは、ワークスペースをパーティションなどで仕切って作業空間を確保する半個室です。
家族から呼ばれてもすぐに対応しやすいメリットがあります。
基本的にリビングなどの広い空間にパーティションを立てて作ります。
仕切りに収納を取り付けることによって収納スペースも確保でき、省スペースを実現することが可能です。
半個室は材料費が少なくて済むため、リノベーションの予算を抑えたい方にもおすすめです。
ただし、個室のように密室になるわけではないため、リモート会議では、周囲の音が気になるかもしれません。
また、ほかの家族がリビングにいる時間が長い場合も集中しにくくなる可能性があります。

リビングの一角を利用するオープンスペース

3つ目のタイプは、リビングの一角に机などの仕事に必要な家具を設置するオープンスペースです。
ダイニングテーブルなどを利用すれば良いとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、それではプライベート空間との切り替えがしにくく、作業道具を片付ける手間もかかります。
オンとオフを上手に切り替え、作業効率を上げるためには、ワークスペースをきちんと確保することが大切です。
オープンスペースには、簡単に模様替えができるメリットもあります。
収納スペースは確保しにくいですが、省スペースかつ目隠しがないことから仕事の道具が少ない方や家族の様子を確認したい方などにおすすめです。
ただし、目隠しがない分、来客の際などは片付けが必要でしょう。

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ワークスペースのリノベーションにおける費用相場

ワークスペースのリノベーションにおける費用相場

実際にワークスペースのリノベーションをおこなう場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
一般的な相場を把握し、リノベーションについてより具体的にイメージしてみてください。

ワークスペースのリノベーション費用は?

ワークスペースのリノベーション費用は、150万円から200万円ほどが相場です。
しかし、リノベーションは自由度が高いため、好みの反映や施工面積などによって費用は大きく異なります。
また、リノベーションに利用する建材のグレードによっても費用は上下することを覚えておきましょう。
ワークスペースにほしい調湿や消臭機能が高い建材などを利用すれば、必然的に費用がかかります。
そのため、どのようなワークスペースにしたいか、予算と相談してあらかじめ希望条件を挙げておくことが大切です。

施工内容と費用の具体例

さらにイメージしやすくするため、ワークスペースを作る場合の主な施工内容と費用の具体例についてもご紹介します。

●カウンターデスクの造作:7万円から15万円程度
●壁一面の本棚の作成:15万円から25万円程度
●壁紙の張り替え:5万円から7万円程度
●珪藻土や漆喰の塗り壁:20万円から30万円程度
●床の張り替え(複合フローリング):9万円から14万円程度
●床の張り替え(無垢材):12万円から19万円程度


なお、床や壁の張り替え費用は、いずれも10㎡あたりの相場です。
上記のように実際のリノベーション費用は施工内容によっても振れ幅が大きく、組み合わせによって費用は異なるため、希望条件のほかに施工内容についての優先順位も決めておくと安心です。

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リノベーションでワークスペースを作るときの注意点やポイント

リノベーションでワークスペースを作るときの注意点やポイント

リノベーションは自由度が高い分、作り方によってワークスペースの使い心地が大きく変わります。
ワークスペースのタイプと併せてしっかりとイメージを膨らませておくことが成功の秘訣です。
ここでは、上手にリノベーションをおこなうためのポイントや注意点についてご紹介します。

リノベーションのポイント

リノベーションでワークスペースを作るときのポイントは、使いやすい環境を整えるようにすることです。
大きく分けると、空調関係と通信関係の2つが挙げられます。
長時間過ごすことが考えられるワークスペースでは、快適に過ごせるように空調や換気に配慮することが大切です。
施工場所の環境や日当たりなどに合わせて湿気や熱中症、寒さ対策などをおこなうことをおすすめします。
また、在宅ワークをおこなう場合は、通信環境も重要です。
通信環境が良くないと仕事中のストレスになってしまうため、コンセントの位置や電波のつながりやすさなどを考えておきましょう。
必要に応じて有線LANの差し込み口なども設置しておけば、より使いやすいワークスペースになるでしょう。

リノベーションの注意点

リノベーションでワークスペースを作るときの注意点は、使い心地についてできるだけ具体的にイメージしておくことです。
リノベーションの自由度の高さは、希望条件の実現しやすさにつながります。
つまり、施工の制限が少なければ、自分の想像力によっていくらでも使い勝手の良いワークスペースを作れるわけです。
反対に、ぼんやりとしたイメージで施工を進めると「こんなはずじゃなかった」と後悔する事態になりかねません。
ワークスペースの利用者、利用時間、家族状況などの生活環境からできるだけ具体的にシミュレーションし、ワークスペースの細かい希望をイメージしておけば、必要な施工が見えてきます。
たとえば、生活音が気になるならリビングから遠い場所に施工する、お子さまの見守りが必要ならリビングに施工するなどです。
また、ワークスペースの大きさも使い心地に直結してきます。
パソコン1つで仕事ができる場合は、1坪程度のスペースで大丈夫ですが、プリンターなどの機材や大量の資料を利用する場合は、3坪程度のスペースが必要です。
専門家の意見も採用しながら、使い勝手の良いワークスペースを目指しましょう。

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まとめ

リノベーションでワークスペースを作る場合は、個室・半個室・オープンスペースの3つのタイプがあります。
まずは希望条件を明確にし、予算に合わせて必要なリノベーションをおこないましょう。
ただし、快適な空間にできるよう空調や換気、生活環境などに配慮して具体的なイメージを膨らませておくことが大切です。


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