家を売却するための内覧の準備は?当日の対応や注意点をご紹介
家を売却する際は、購入希望者に向けて内覧を実施し内部を見てもらいます。
内覧は家の売却の成否を決めるほど重要なイベントであるため、事前の準備が大切です。
今回は、家を売却するための内覧の準備や内覧当日の対応、内覧に対応する際の注意点についてご紹介します。
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家を売却するための内覧の準備
家を売却するための内覧は、当日になっていきなり準備しようとしても難しいです。
そのため、事前に不動産会社とも打ち合わせをしながら準備を進めていく必要があります。
スケジュール調整をおこなう
内覧の準備で重要なのは、1回1回の機会を逃さないためのスケジュール調整です。
内覧は数が多いほど売却の成約率が高くなり、5~10件の予定が入ってはじめて成約するといわれています。
そのため、スケジュールが合わずに1回の内覧を見送ることになると、大きな機会の損失です。
また、内覧の際はなるべく家の日当たりの状態を見せられるよう日中におこなうと良いでしょう。
期間中はこまめに掃除をおこなう
内覧の期間中は、こまめに家の掃除をおこない、清潔感を保てるように準備しておく必要があります。
掃除の優先度が高いのは、浴室やキッチン、トイレなどの水回りです。
こうした水回りは、衛生面で気になる方が多く、カビが生えていたり、汚れていたりすると、それだけで家の印象が悪くなります。
換気をこまめにおこないながら、洗剤や漂白剤などを使って掃除する必要があるでしょう。
また、購入希望者が入ってきて、すぐに目にする玄関やベランダ・リビングといった部分については、整理整頓が重要です。
できる限り一目見て散らかった印象にならないように、荷物を片付けてすっきりさせておく必要があります。
インテリアにもこだわる
内覧の準備の一環として、掃除だけでなくインテリアにもこだわるのがおすすめです。
購入希望者が新築物件などのモデルルームも見学していると、一般的な中古住宅の内装は見劣りする可能性があります。
室内で使用している小物の色や柄をそろえて統一感を持たせる、花や観葉植物を飾るなどの工夫により、おしゃれに見えるよう準備すると良いでしょう。
さらに、お金をかけてでも、より良いインテリアにしたいと考えるのであれば、ホームステージングがおすすめです。
ホームステージングでは、家具やインテリア小物をレンタルするなどしてモデルルームのように飾り付けられます。
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家を売却するための内覧当日の対応
内覧では、事前準備が大切なのはもちろんですが、当日に購入希望者の方へどのように対応するかも、同じくらい重要なポイントです。
購入希望者の方は、家の状態だけを見て購入を決めるのではなく、応対した売主の態度もチェックしているためです。
当日は、購入希望者の方への気配りをおこないつつ、家がより良い状態に見えるよう工夫しましょう。
清潔なスリッパを用意しておく
内覧当日は、購入希望者の方が気持ちよく室内を見学できるよう、清潔なスリッパを用意しておくことが大切です。
衛生的な観点から、売り物件のなかをスリッパなしで歩くことを嫌がる購入希望者の方もいます。
売主、不動産会社の担当者、購入希望者とその家族が履くための清潔なスリッパを用意しておきましょう。
その場限りの使い捨てスリッパでも構いませんが、色や種類をそろえて見栄えを良くしておくと、より効果が高いです。
いずれ自分の家になるかもしれない物件を、ほかの方がスリッパなしで歩いているのを見て不快に感じ、購買意欲をなくす購入希望者の方もいるため、しっかりスリッパを用意しておきましょう。
部屋を明るくしておく
家を売却するための内覧当日は、できるだけ屋内の全部屋を明るくしておく必要があります。
部屋が暗いと、それだけで購入希望者からの印象が下がってしまい、売却が難しくなるのです。
カーテンをすべて開けて日光を取り込み、照明をつけて明るくしておきましょう。
内覧中に電球が切れないよう、前日までに新品に取り替えておくのもおすすめです。
すべての電球をLEDに変更しておくと、より部屋のなかが明るくなって良い印象を与えやすくなります。
照明だけでなく、空調も調節して過ごしやすい空間をつくっておくと、より家の印象を良くできるでしょう。
快適な空間をつくるためには、温度だけでなく湿度も気にする必要があります。
住人目線でのアピールポイントをまとめておく
内覧当日に効率良く家の良さをアピールするためには、住人目線でどのようなアピールポイントがあるかをまとめておくと良いでしょう。
当日になってから、いきなりアピールをしようとしても、うまく思い浮かばない可能性があります。
そのため、できるだけ前日までにアピールポイントをまとめておき、その家に住んだ方ならではの視点を伝えられるようにしておきましょう。
買い物に行きやすい、近くに公園があるなど、特別な情報でなくても構いません。
さらに、周辺の住戸の騒音などについて、プライバシーに踏み込まない程度に触れるのもおすすめです。
家を購入する際に、騒音トラブルがないかチェックしたい購入希望者の方にとっては、関心のある内容になるでしょう。
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家を売却するための内覧対応における注意点
家を売却するための内覧では、さまざまな注意点を押さえて対応をおこなう必要があります。
対応を間違えると、売却までの道のりが遠のくだけでなく、売却後のトラブルにもつながりかねません。
生活感が出ないようにする
家を売却するための内覧の注意点は、生活感が出ないようにすることです。
購入希望者の方は、見学する家に自分や家族が住んでいるところを想像しながら内部を見て回ります。
その際に、いくら売主といえども、ほかの方の生活感が強く出ていると、イメージを妨げられてしまうのです。
また、洗濯物が出しっぱなしになっている、屋内が汚れているなど、あまり良くない方面の生活感が出ていると、より負の印象が強く残ってしまうのも注意点になります。
生活感をすべて消し去るのではなく、調理器具や子どものおもちゃなどをさりげなく配置すると、イメージを膨らませやすくできます。
積極的にアピールしすぎない
家を売却するための内覧の注意点は、売主側から積極的にアピールしすぎないことです。
購入希望者側から聞いてもいないようなことを喋り続けていると、相手からは敬遠されてしまう可能性があります。
同様の注意点として、内覧中ずっと購入希望者について回って事細かく説明するのも避けたほうが良いでしょう。
セールストークのような形で「買わされる」と思われるよりも、購入希望者側から「購入したい」と思ってもらうほうが成約しやすいです。
聞かれたことに丁寧に答えるにとどめ、購入希望者の方をアピールで圧倒してしまわないように注意しましょう。
不確実なことを約束しない
家を売却する際の内覧の注意点として、たとえ口約束でも不確実なことを約束してはいけません。
契約条件をその場で安易に取り決めてしまうと、後々「いった・いわない」のトラブルに発展する可能性があります。
とくに大きな注意点として、残置物をどうするかが重要な問題になります。
購入希望者が「置いていってほしい」といった設備でも、家族の都合などにより置いていけないこともあるでしょう。
約束できないことを軽い気持ちで請け負うと、あとで家族間や売買契約のトラブルになってしまいます。
売買契約に関する交渉は、不動産会社をとおしておこなうのが無難です。
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まとめ
家を売却する際は、前日までに入念な準備をおこなって内覧を実施する必要があります。
当日は、できる限り購入希望者に悪い印象を与えないよう、対応に気を配ることが大切です。
あまり積極的すぎるアピールは避け、トラブル防止のためにも、不確実な口約束はしないようにしましょう。
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