新築・中古マンションのメリット・デメリットとは?価格差も解説
マンションの購入をお考え中の方のなかには、新築マンションと中古マンションのどちらにしようか迷っている方もおられるのではないでしょうか。
マンションを選ぶときは、価格以外にも設備や住宅ローン控除など、それぞれのメリットやデメリットを比較し判断する必要があります。
そこで、新築・中古マンションの価格差や、それぞれのメリットとデメリットを解説します。
マンションの購入をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
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新築と中古マンションはどのくらいの価格差がある?
マンションを購入する際にもっとも気になるのが、価格ではないでしょうか。
マンション購入では、建物代金以外にも、仲介手数料やローン手数料などの諸費用が必要になります。
ここでは、新築と中古マンションの物件自体の価格差と諸費用の違いについて見ていきましょう。
物件自体の価格差
東日本不動産流通機構および不動産経済研究所の調査によれば、新築・中古マンションの平均価格は以下のように示されています。
●新築マンションの平均価格:5,994万円
●中古マンションの平均価格:3,668万円
上記を見てもわかるように、新築と中古マンションでは、大きな価格差が生じています。
また、この価格差は、年々開いてきていることもわかっています。
このような価格差ができるのは、住宅ローンの超低金利化および、建築費の高騰などが理由といえるでしょう。
また、新築マンションの場合は、販売会社の利益や広告宣伝費が上乗せされているため、高くなる傾向にあります。
一方で、中古マンションは、周辺エリアの取引事例をもとに価格が決まります。
諸費用の価格差
不動産を購入するときは、新築・中古マンションに問わず、不動産取得税や登記費用、ローン手数料が発生します。
しかし、仲介手数料については、一般的には中古マンションでは必要になり、新築マンションの場合は不要です。
一方で、消費税については、新築マンションでは必要となりますが、中古マンションでは不要です。
このように、新築マンションと中古マンションでは、購入時に支払う諸費用に差が出ることがあります。
なお、一般的には新築マンションの場合は、物件価格の3~5%程度を、中古マンションの場合は6~13%程度の諸費用がかかるとされています。
つまり、諸費用については、新築マンションよりも中古マンションのほうが費用がかかるので注意しましょう。
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新築・中古マンションを購入するそれぞれのメリット
続いて、新築マンションを購入するメリットと、中古マンションを購入するメリットをそれぞれ解説します。
新築マンションのメリット
新築マンションを購入するメリットは、以下の3つが挙げられます。
●最新の設備が揃っている
●修繕積立金が安い
●住宅ローン控除が最大限受けられる
新築マンションの最大のメリットは、設備や建具などが新品であることです。
そのため、室内設備やセキュリティ設備なども、最新の高水準のものを利用することができます。
また、新築マンションは、中古マンションに比べて修繕積立金が安い点もメリットといえるでしょう。
修繕積立金の額は、マンションの築年数が浅いほど安い傾向にあります。
なぜなら、古いマンションほど修繕費が高くなるためです。
そのため、修繕積立金は経年につれて費用が高額になるのが一般的です。
新築マンションであれば、この修繕積立金を安く抑えることができます。
さらに、住宅ローン控除を最大限受けることができる点もメリットといえるでしょう。
2022年の税制改正により、住宅ローン控除を受けられる期間は、新築が13年、中古が10年と定められました。
つまり、新築マンションのほうが税制面で優遇を受けられる傾向にあります。
このように、新築マンションは、物件自体の費用は高いものの、諸費用や税金面での優遇措置が大きい点がメリットといえます。
中古マンションのメリット
中古マンションを購入するメリットは、以下の3つが挙げられます。
●価格が安い
●実物を見て購入できる
●好立地の物件が多い
中古マンションの最大のメリットといえるのが、やはり新築よりも価格が安い点です。
価格は、築年数が経過するほど安くなっていくのが一般的です。
そのため、予算に応じて物件を選べる点がメリットといえるでしょう。
また、実際に物件を見てから購入できるのも中古物件ならではの魅力です。
日当たりや風通し、騒音などを事前に把握することができます。
さらに、中古マンションであれば、立地、間取り、広さ、価格など希望する物件を探しやすい点もメリットです。
希望のエリアで新築マンションの供給がない場合でも、中古マンションなら希望の物件を探せる可能性があります。
このように、中古マンションは、価格が安いだけでなく、マンションを選ぶ選択肢が広い点がメリットといえます。
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新築・中古マンションを購入するそれぞれのデメリット
最後に、新築マンションを購入するデメリットと、中古マンションを購入するデメリットをそれぞれ解説します。
新築マンションのデメリット
新築マンションを購入するデメリットは、以下の3つが挙げられます。
●価格が高い
●資産価値が下がりやすい
●実際に物件を見て購入できない
新築マンションのデメリットは、やはり中古マンションに比べると価格が高いことです。
とくに、首都圏の新築マンション価格は、高水準であることから、高くて手が届かないという方も少なくありません。
また、購入する価格が高ければ、当然ながら住宅ローンの借入額も大きくなり、毎月の返済額の負担も増えてしまいます。
さらに、新築マンションの場合は、資産価値が下がりやすい点もデメリットの1つです。
ほとんどの場合、新築から5年ほどで10%近く価格が下がるといわれています。
そのほかにも、実物を見れずに購入を決めなければならないこともデメリットといえるでしょう。
人気エリアの物件は、マンションが完成する前に完売してしまいます。
そのため、多くの方が間取り図を見ながら物件を購入するか決めることになります。
実際に入居してみると、イメージよりも狭かった、眺めが悪いなど不満に思うことがあるかもしれません。
中古マンションのデメリット
中古マンションを購入するデメリットは、以下の3つが挙げられます。
●設備や構造が古い
●リフォームが必要なことがある
●住宅ローン控除が受けられない可能性がある
中古マンションは、設備の仕様や構造が古いといったデメリットが挙げられます。
物件によっては、リフォームが必要になるケースもあります。
つまり、割安で購入したとしても、ある程度の出費を覚悟しておいたほうが良いといえるでしょう。
中古マンションのなかには、リフォーム済みで売り出してある物件もありますが、設備交換などの費用が上乗せされている可能性があります。
さらに、住宅ローン控除の適用要件を満たしていない場合は、住宅ローン控除が受けられないこともあるため注意しなければなりません。
住宅ローンの適用要件には、1982年以降に建築された建物という規定があります。
これよりも前に建築されている場合は、住宅ローン控除が受けられないため物件選びには注意しましょう。
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まとめ
新築マンションは、最新の設備のうえ建物自体が綺麗なメリットはあるものの、価格が中古マンションよりも高くなってしまうというデメリットがあります。
一方で、中古マンションは、低価格で比較的希望どおりの物件を選びやすいメリットはありますが、設備が古くリフォームが必要なケースがあるため注意が必要です。
マンションを購入する際は、何を重視するかを明確にし、自分に合っているかさまざま視点から判断しましょう。
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