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中古マンションは低層階と高層階どっちが良い?それぞれのメリットを解説

売却コラム

中古マンションは低層階と高層階どっちが良い?それぞれのメリットを解説

中古マンション選びでは、築年数や間取り、駅からの距離などが大切なポイントです。
さらに、こだわりを持って中古マンションを探している方にとっては、何階にあるかといった点も重要になります。
そこで今回は、中古マンションの低層階・高層階それぞれのメリットとデメリット、低層階・高層階の価格の違いを解説します。

この記事の執筆者

このブログの担当者 木下 康裕

株式会社キーポイント代表取締役
タワマン・マンション・戸建て・土地・事業用の不動産売却・購入をご担当させて頂きます。不動産経験15年以上、大手不動産会社出身の担当者がワンツーマンでお客様の不動産売却をお手伝いします!!私は一度きりのお取引で終わるのではなく末永くおつきあい頂ける仲介を目指しております。不動産のことなら、お気軽にご相談をお待ちしております。

中古マンションの低層階・高層階それぞれのメリット

中古マンションの低層階・高層階それぞれのメリット

中古マンション選びで低層階と高層階どちらが良いか迷った場合、それぞれのメリットを比較することが大切です。
自分が重視するポイントをリストアップしたうえで、低層階と高層階のどちらが自分に合っているか考えてみましょう。

低層階のメリット①:安い価格で買える

一般的な中古マンションであれば、低層階であるほど安い価格で売られています。
そのため、コストを抑えて中古マンション探しをされている方にとっては、低層階の住居にメリットがあります。
同じ立地や間取りであっても、低層階の住居を選べば経済的な余裕が生まれるでしょう。
また、低層階を選び中古マンションの購入価格を抑えれば、リフォームやリノベーションなどに使えるお金を増やせるメリットがあります。

低層階のメリット②エレベーター待ちがない

低層階の住居に住んでいると、毎日の通勤通学や買い物といった外出において、エレベーターを待たずに階段で出かけられることがメリットです。
もちろん、1階の住居では、階段も使わずに身体の負担を減らして気軽に外出できます。
とくに、子どものいるファミリーなどの場合には、エレベーターにベビーカーを載せずに済む1階の住居に大きなメリットがあります。

高層階のメリット①高いステータスがある

高層階の住居は高価格で売り出されることが多く、高いステータスがあるとされています。
中古マンション全体の雰囲気にもよりますが、高層階に住んでいるだけで羨ましいと思われることも多く、充実した誇らしい気持ちになります。
したがって、高層階の住居を購入すればそれだけで満足感が得られ、毎日の生活を楽しめることがメリットです。
中古マンション購入後により質の高い生活を希望するならば、高層階の住居を購入するのがおすすめです。

高層階のメリット②日当たりや眺望が良い

中古マンションのなかでも高層階の住居には、低層階にはない日当たりの良さがあります。
とくに、周囲にマンションより高い建物がなければ、1日をとおして日当たりが良くなります。
また、高層階の眺望の良さも、中古マンションを選ぶ場合にポイントになるメリットです。
都会のマンションでも、高層階であれば開放感のある眺めが手に入ります。
立地や利便性の良さとともにリラックスできる環境の良さも手に入れたいならば、メリットの多い高層階の住居を狙うのがおすすめです。

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中古マンションの低層階・高層階それぞれのデメリット

中古マンションの低層階・高層階それぞれのデメリット

中古マンションの低層階と高層階には、それぞれ魅力的なメリットがあります。
ただし、その一方で気を付けなければならないのが、それぞれのデメリットです。
中古マンション選びでは、メリットだけを重視するのではなく、デメリットをどこまで許容できるか考えることも大切です。

低層階のデメリット①騒音が気になる

道路や歩道に近い低層階の住居には、車の騒音や人どおりが気になるデメリットがあります。
とくに、1階の住居は騒音が大きく聞こえるのはもちろんのこと、立地によっては夜間にも騒音が気になるかもしれません。
さらに、間取りや窓の向き次第で、すぐ近くをとおる通行人の目が気になったり、人の気配がストレスになったりするデメリットも考えられます。

低層階のデメリット②ステータスが低い

マンション全体の雰囲気によっては、階数ごとのステータスを重視する風潮が形成されているケースがあります。
そのため、低層階に住んでいるとステータスが低く見られてコンプレックスを抱いてしまいやすいことがデメリットです。
ステータスが低いと感じられると低層階に住むこと自体が苦痛になり、転居を考えてしまうこともあります。

高層階のデメリット①エレベーターが混雑する

高層階の住居に住む方は、外出にエレベーターを使うことになります。
通勤や通学などで混雑する時間帯には、エレベーターが複数あっても待ち時間が発生することは珍しくありません。
高層階であるほどエレベーターを待つ時間も長くなり、外出が面倒に感じられることもあります。
また、エレベーターが満員の場合には何回か順番を待つ必要があり、目的地までの所要時間が増えることもデメリットです。

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中古マンションは低層階・高層階で価格が変わる?

中古マンションは低層階・高層階で価格が変わる?

中古マンションの低層階と高層階にはそれぞれ異なる特徴があるとともに、購入価格にも差があります。
低層階・高層階それぞれのメリット・デメリットとともに、価格の違いについてもチェックしてみましょう。

中古マンションで最安値の階数

中古マンション全体のなかでも最安価格で売り出されるのが、1階の住居です。
高層階は日当たりや眺望の良さとともに、ステータスが高いとされているため、高額な買い物になります。
ただし、1階の住居でも専用庭が付いている場合だと、2階や3階の住居と同程度の価格となるのが一般的です。
また、周囲に高い建物がない場合や、建物のない方向に窓やベランダがある場合には、最安価格となる1階の住居でも生活面で不都合はありません。
階数が低いほど安値になるものの、階数の数字だけで判断するのではなく、立地や方角といった具体的な生活への影響を考えることが大切です。

中古マンションの共用施設と価格の関係

中古マンションには、住民が共同で使用できる共用施設があります。
この共用施設は低層階・高層階といった住居の階数を問わず、誰もが使えるものです。
したがって、低層階と高層階で購入価格に差があっても、使用できる共用施設に差はありません。
共用施設の面では低層階でも高層階でも生活のしやすさに違いはないため、予算面から中古マンションを選ぶ場合には、共用施設がどれだけ充実しているかチェックすることも大切です。
とくに、タワーマンションなどでは、階数によって価格が変わるだけでなく、共用施設の充実度によって価格が決まることもあります。
同じエリアや同じ階数でも、共用施設の内容により価格が変動する点には注意しましょう。

中古マンションの低層階は人気がない?

中古マンションの低層階にある住居は、中古マンション全体のなかでも比較的安値で売り出されます。
高層マンションならではの日当たりや眺望を求める方にとって低層階に魅力は少ないかもしれませんが、安いからといって人気がない訳ではありません。
近年では、台風や地震などの災害があった場合、高層階に住む方の生活に支障が出るケースが増えています。
台風の場合には、強風による停電でエレベーターが動かなくなり、自宅まで階段を使わなければならないといった話を耳にすることもあるでしょう。
強い地震があると高層階ほど揺れが増幅されやすく、低層階では被害がなくても高層階の室内は物が散乱するといったことがあります。
中古マンションの低層階は安いからといった理由だけで購入を見送るのではなく、安全性も視野に入れて自分に合った住居を選ぶことが大切です。

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まとめ

中古マンションの低層階は価格が安くなるメリットがあり、高層階には日当たりや眺望が良いメリットがあります。
一方で、騒音などが気になりやすいデメリットがあるのが低層階で、エレベーター待ちで外出しにくいデメリットがあるのは高層階です。
一般的に階数が高くなれば購入価格も上がりますが、災害リスクを考慮して、あえて低層階を購入する方もいらっしゃいます。


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