家の買い替えでダウンサイジングするのはなぜ?理由と向いている方を解説
マイホームを購入する機会は人生の中で限られますが、ライフスタイルの変化などにより買い替えが必要になるケースも起こります。
子どもが独立して夫婦2人きりのときには、ダウンサイジングが向いているかもしれません。
この記事では、買い替えでダウンサイジングする理由やマンションの人気が高い点も解説するので、子どもの独立に際して買い替えを考えている方はお役立てください。
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買い替えでダウンサイジングするときの理由
子育て期と老齢期では住まいに求める目的が異なり、マイホームを買い替えするときは、家族の状況などライフスタイルの変化が影響してきます。
子どもの成長によって部屋数が必要になり広くするときもあれば、家族の数が減って部屋が広すぎると感じるケースもあるでしょう。
ここでは、買い替えにあたってダウンサイジングするときの理由や背景についてご紹介します。
夫婦だけの暮らし
少し前までは、2世帯住宅に人気があり、老後は子どもに面倒を見てもらうケースが珍しくありませんでした。
核家族化の進行や生涯未婚率の増加など価値観が大きく変わり、子どもに面倒をかけないよう、老後は夫婦2人で静かに暮らすのを希望するケースが増えています。
子どもが独立して不在になると、子ども部屋は不要であり、掃除のときなどに広すぎると感じるようになるでしょう。
庭があるとバーベキューや家庭菜園を楽しめますが、草刈りや花壇の手入れが必要であり、年齢とともにしだいに管理が難しくなります。
したがって、子どもが独立する頃の50〜60歳代の買い替えにおいては、ダウンサイジングする事例が多くを占めています。
定年退職
仕事をしているときには、物件の選択にあたって通勤しやすい場所にあるかどうかを優先するでしょう。
ただし、駅近の物件は高額であり、家族の人数にあわせたスペースを確保するうえで、駅から離れた場所の一戸建てに住むケースが多くなります。
定年退職後になると、スーパーマーケットや医療機関から近いなど、利便性に優れた物件に魅力を感じるようになるでしょう。
したがって、定年後には、ダウンサイジングしたうえで、利便性に優れた中古物件を探す方が多くなります。
老後資金の確保
年金制度の改正などによって、老後の暮らしに不安を抱く方は少なくありません。
マイホームが老朽化してくると、修繕やリフォームに費用がかかるようになります。
高齢になっても、ゆったりと過ごせる広い住宅を希望する方もいますが、買い替えるときには少しでも老後資金を残せるようコンパクトな物件を求めるケースが多くみられます。
駐車場
通勤や家族とのレジャーで使うマイカーを保有するには、駐車場が必要です。
定年を迎えると通勤する必要がなくなり、子どもが独立すると出かけることも少なくなることで、マイカーを利用する頻度が減ると考えられます。
また、車の運転が面倒になったり、運転するのが困難になることにともなって、マイカーを処分して、公共交通機関やタクシーを利用するようになるかもしれません。
それにより、ガソリン代のほかにも、車検費用、車両保険料、自動車重量税などの維持費を家計に回せる点もマイカーを手放す理由の1つでしょう。
そして、マイカーを処分すると、駐車場がいらなくなるため、広い敷地は必要ないでしょう。
このように、買い替えのタイミングでマイカーを処分することで、広い敷地が不要になる点でもダウンサイジングの流れがみられます。
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ダウンサイジングの買い替えではマンションの人気が高い理由
ダウンサイジングする理由については先述の通りですが、どういった物件に移り住むのがよいのでしょうか。
ここでは、買い替えにあたってダウンサイジングするうえで、マンションの人気が高い理由についてご説明するので、ご参考になさってください。
高齢者が求める立地条件
高齢者の多くは、駅からの距離やスーパーマーケット、医療機関、銀行などに近い利便性に優れた立地条件のコンパクトな住宅を求めています。
駅から近いエリアにおいては、一戸建てが売りに出されるケースは稀です。
駅近は、一戸建てよりもマンションの流動化が進みやすく、新築物件よりも売却価格が低い中古のマンションが売りに出される傾向がみられます。
したがって、高齢者がダウンサイジングしたうえで買い替えるときには、駅近に立地する中古マンションへのニーズが高くなります。
階段
一戸建ての住宅の多くは2階建てであり、リビングやダイニングが1階にあり、寝室や物干し場が2階にあることで、頻繁に階段の上り下りしなくてはなりません。
高齢になると、階段での移動は身体的な負担をともないます。
マンションの場合は、居住スペースがワンフロアに収まっているため、日常生活で階段の上り下りが必要ありません。
こういった身体的な負担の面も影響して、マンションに対するニーズが増えていると考えられます。
物件の管理
一戸建てでは、庭木の剪定や草刈りのほか、壁や屋根を定期的にメンテナンスしなくてはなりません。
マンションにおいては、そういった手間が発生せず、共用部分の清掃や建物のメンテナンスは管理会社やオーナーがおこないます。
面倒な作業から解放される点でも、マンションでの暮らしを希望する高齢者が増えているのでしょう。
セキュリティ
一戸建ては、窓を破られるなどによって空き巣に入られる可能性がありますが、マンションで2階以上の部屋になると空き巣のリスクを大幅に軽減できます。
また、オートロックが導入されているほか、防犯カメラが設置されているマンションもあるため、セキュリティ性が高いです。
さらに、管理員が常駐しているマンションもあるため、高齢者からのマンションに対する人気が高い理由の1つです。
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ダウンサイジングの買い替えが向いている方
老後の生活や健康を見据え、よりコンパクトで利便性の高い住まいへの移行を検討する方も少なくないでしょう。
その中でも、ダウンサイジングは向いている方の特徴を解説します。
老後を充実させたい
広い住まいを持ち続けることは、維持管理の手間や費用が増加するだけでなく、日常の生活動線が長くなり、体力的な負担も増える可能性があります。
それを避けるために、利便性の高いコンパクトな住まいに移ることで、日々の生活を快適に過ごすことができます。
また、浮いた時間や費用を活用して、趣味に充てるといったことも可能となるため、ダウンサイジングが老後の充実に繋がるといえるでしょう。
住宅ローン完済済み
ローンの支払いが完了していれば、売却してその売却額よりも安い物件に移ることで、資金を確保することができます。
その資金を趣味に充てることもできれば、相続に充てるといった選択肢もあります。
資産を効率的に運用し、安定した生活を目指すためにも、ダウンサイジングを検討する価値は大いにあるといえるでしょう。
車の免許返納
車の免許を返納することを検討している方にも、ダウンサイジングはおすすめです。
郊外にお住みの方は、自動車がないと日常生活が不便になることが多いため、駅やバス停に近い場所への移住が重要です。
都市部や公共交通機関が充実している地域に住むことで、移動手段が限られることに対する不安を解消できるでしょう。
さらに、車の維持費や駐車場代を節約することで、他の生活費に充てることが可能になります。
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まとめ
子どもが独立して夫婦2人きりになったときは、ダウンサイジングに対応した買い替えを検討するという選択肢があります。
ただし、老後の暮らしが迫っており、貯金を使い切ったり無理なローンを組んだりするのはおすすめできません。
資金計画が成り立つときには、お気に入りの物件で快適な暮らしを実現させみてはいかがでしょうか。
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