居住中のマイホームを高く売るためには?内覧における3つのコツをご紹介

売却コラム

居住中のマイホームを高く売るためには?内覧における3つのコツをご紹介

居住中のマイホームをできるだけ高く売るためには、内覧時の印象も重要といえます。
では実際の内覧前には、どのようなコツを抑えておくべきなのでしょうか。
本記事では、居住中のマイホームの内覧にける3つのコツについて、「片付け」「換気」「照明」に焦点を当ててご紹介いたします。

この記事の執筆者

このブログの担当者 木下 康裕

株式会社キーポイント代表取締役
タワマン・マンション・戸建て・土地・事業用の不動産売却・購入をご担当させて頂きます。不動産経験15年以上、大手不動産会社出身の担当者がワンツーマンでお客様の不動産売却をお手伝いします!!私は一度きりのお取引で終わるのではなく末永くおつきあい頂ける仲介を目指しております。不動産のことなら、お気軽にご相談をお待ちしております。

内覧におけるコツ①「片付け」

内覧におけるコツ①「片付け」

マイホームの売却時は、購入希望者の内覧を受け入れるのが一般的です。
居住中のマイホームの内覧においては、家財道具があるため、内覧者が生活のイメージをしやすい点がメリットとして挙げられます。
その一方、室内に荷物が多すぎるとデメリットにもなりかねないので注意しましょう。

荷物を整理する必要性

マイホームのイメージは内覧者の購入意欲に繋がり、イメージが悪いと購入意欲の低下につながる可能性があります。
たとえば、内覧時に家財道具が多く配置されていると、部屋が狭く見えてしまいイメージダウンになることが考えられます。
居住中のマイホームにおいて内覧を受けるときに、売主が工夫するポイントは暮らしやすさの演出です。
したがって室内を空にするのではなく、快適な暮らしをイメージできるよう家財道具を絞って設置しておくのがコツです。
劣化が目立つ家具や使う見込みが少ない家電は可能な限り処分しておきましょう。
また服やバッグ、本などの荷物のうち備え付けの収納に収まらないものは、内覧前にできるだけ処分しておくのがおすすめです。
すっきりとした室内は内覧者に与えるイメージが向上するとともに、購入意欲の高まりも期待できます。
なお、室内に荷物が多くてすぐに整理できない場合は、内覧前に焦らないよう時間に余裕をもって行動するのが賢明です。

荷物の片付け方

内覧において最初に見られる場所は玄関であり、マイホームに対し好意的な第一印象を与えるうえで玄関は大切なポイントです。
もし玄関先で植物を育てている場合、枯れかけたものは事前に廃棄しておきましょう。
また、靴やサンダルは玄関の床に並べずに、すべて下駄箱などへ納めてすっきりさせると良いです。
水回りに関しては、歯ブラシや化粧水などを洗面台周りに置かず、棚のなかや引き出しに片付けておきましょう。
キッチンで使用している洗剤のパッケージや容器が古くなったものは、イメージダウンにつながる可能性があります。
そのため、新しいものに交換するか、事前に処分するのがおすすめです。
室内に座布団やマットなどがあると、あまりにも生活感が出過ぎてしまうため、押入れなどに片付けていたほうが得策です。
そして、見落としがちなカーテンの黒ずみや傷みなどにも目を向けて内覧準備をしましょう。
カーテンは意外と見られる箇所のひとつですので、費用がかかりますが古くなっている際は買い直すのをおすすめします。
室内をできるだけ広く見せるためには、テレビやソファなどの家具を最低限に厳選し、他のものは物置などに片付けておくと良いです。
物置に入らない場合は廃棄を検討し、引っ越し先で使うよう残しておきたい場合はトランクルームを利用するのが賢明です。

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内覧におけるコツ②「換気」

内覧におけるコツ②「換気」

家財道具を片付けていても、においの対策を怠ると内覧におけるイメージを損ないます。
住んでいると気づきにくい、マイホーム独特のにおいにも注意が必要です。

換気の必要性

喫煙者にとってタバコのにおいは気にならないかもしれませんが、吸わない方にとっては嫌なものです。
またペットのにおいも気になりやすく、今は飼っていないとしても過去に飼っていて室内ににおいが残っているかもしれません。
そして、幼い子どもを育てているときのにおいもイメージを損ねる可能性があります。
内覧を受けるときには、内覧者がゆっくりと快適に室内を確認できるよう室内の環境を整えて、物件の魅力を伝える工夫が必要です。
においが気になると、早く退室されてしまい物件の魅力を十分に説明できなくなるでしょう。
よって、窓を開けて換気するだけではなく、室内の状況に応じてにおいの対策をおこないましょう。

効果的なにおい対策

最低限のにおい対策として、内覧前にはすべての窓を開け、室内のにおいが軽減するよう換気するのがコツです。
それでもにおいが気になる場合は、芳香剤やスプレーを利用するのも効果的です。
喫煙する方は、物件を売りに出してからは部屋でタバコを吸わないよう心がけると良いでしょう。
マイホームは大切な商品であり、高く売るには少しの期間の我慢は仕方がありません。
また、ペットを飼っている場合は、こまめにシャンプーなどをおこない、においを抑えると効果的です。
このようにタバコやペットのにおいがプラスに働くとは考えにくく、ほとんどのケースにおいてマイナスポイントになってしまいます。
そして、忘れがちなエアコンのフィルターに溜まっている埃も嫌なにおいの原因となります。
居住中のマイホームを売却する際には、エアコンの清掃も欠かせません。

換気では対応できない悪臭

居住中のマイホームは、生活においてさまざまな悪臭が発生してしまいます。
生ごみは毎日の食事などで発生するものであり、内覧の際に廃棄できているとは限りません。
日頃、生ごみを保管している箇所の清掃を徹底するほか、内覧予定日が近づいてからは専用のポリバケツなどを配置して管理すると良いでしょう。
また、ゴミ捨て日までに時間がある場合は、生ゴミを細かく刻んだうえで冷凍庫に置いておくと対策できます。
キッチンやバスルームの排水溝のにおいが気になるときには、市販のパイプクリーナーを使って清掃しておきましょう。
そして、換気するのが難しい玄関であれば、靴のにおいが気になる可能性があります。
その際の対策として挙げられるのが、運動靴の頻繁なお手入れや下駄箱に専用の消臭剤を置くことなどです。

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内覧におけるコツ③「照明」

内覧におけるコツ③「照明」

先述したように、マイホームをできるだけ高く売るためには、物件の魅力を向上させる工夫が必要になります。
そこで大切なのが、室内の明るさです。
本章では、内覧時に室内のすべての照明を点灯する大切さや照明の清掃についてご紹介します。

すべての照明を点灯

明るい室内は、内覧者に好印象を与えるため購入意欲がより湧くでしょう。
新築物件のモデルルームが日光を多く取り入れて明るくしているのは、内覧者に対するイメージ戦略の1つです。
また、昼間にも関わらず、照明をつけているケースも少なくありません。
あわせて、おしゃれな部屋の演出を目的に間接照明を利用しているケースもみられます。
照明の色調による効果を狙った取り組みで、温かみのある電球を用いて落ち着いた雰囲気をかもし出しているのでしょう。
よって居住中のマイホームにおいては、できるだけ明るくするのが得策です。
カーテンをすべて開け、昼間でも部屋に設置している照明やスタンドライトなどをすべてつけて、できるだけ室内を明るくしましょう。
なお、窓際には家具などを置かないのも部屋を明るくみせる効果があります。

照明器具の清掃

照明器具が汚れていると明るさが損なわれてしまいます。
居間だけではなく、すべての部屋の照明機具を清掃するとともに電球切れをチェックし、古くなっている電球は交換しておきましょう。
そして、浴室や玄関の照明器具の清掃も忘れないように注意が必要です。

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まとめ

居住中のマイホームを高く売るためには、内覧時に与えるイメージが大きなポイントであり、広々とした室内は好印象を与えるでしょう。
また、住んでいると気づきにくいにおい対策も重要で、最低限の対策として内覧前にすべての窓を開けるのがおすすめです。
さらにカーテンをすべて開け、昼間でも部屋に設置している照明をつけて、できるだけ室内を明るくするのも大切です。


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