コンパクトマンションが人気!購入で知っておきたいメリット・デメリット
分譲マンションと言えば、ファミリータイプの広めのマンションや投資用のワンルームマンションなどをイメージされる方が多いかもしれません。
しかし、近年では、都市部を中心にコンパクトマンションが注目を集めているのをご存じでしょうか。
そこで今回は、近年、需要が高まっているコンパクトマンションとは何かをご紹介します。
マンションの購入をご検討中の方は、コンパクトマンションのメリット・デメリットや購入が向いているのはどのような方かを把握し、ぜひ物件探しのご参考にしてみてください。
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マンション購入で知っておきたいコンパクトマンションとは?
そもそもコンパクトマンションとは、どのようなマンションのことなのでしょうか。
まずは、マンション購入で知っておきたいコンパクトマンションの定義や特徴についてご紹介します。
コンパクトマンションの定義とは
実はコンパクトマンションに明確な定義はありません。
イメージとしては、ワンルームマンションより広く、ファミリータイプのマンションよりも狭いマンションのことです。
具体的に言えば、専有面積が30㎡から50㎡程度かつ、間取りが1LDKから2LDK程度の小規模なマンションを指します。
居住者の人数は、単身または2人程度を想定した広さの物件といえるでしょう。
コンパクトマンションが増加した背景には、晩婚化や出生率の低下、未婚率の上昇などがあります。
市場では1990年代前半までファミリータイプのマンションが主流でしたが、このような理由によって世帯人数が減少傾向になり、コンパクトマンションが注目されるようになりました。
さらに、子どもが巣立ったあとのシニア世代からも人気を集め、1990年代後半から一気に増加したのです。
その後、リーマンショックなどの影響で一時は下火になったものの、2000年代から再び社会的な需要が高まりました。
都心では、ワンルームマンションの規制強化によって居住面積に制限がかけられていることもあり、近年はマンション購入においてコンパクトマンションが注目されているといえるでしょう。
コンパクトマンションの特徴
先述したようにコンパクトマンションは、ファミリータイプのマンションと比べて小さいことが特徴です。
そのため、ファミリータイプでは困難になりがちな駅から近いコンパクトな土地にも建築しやすいのです。
駅から近い立地は利便性が高く、移動手段が限られてくるシニア世代からの人気を集める理由の1つになっています。
コンパクトながらもある程度の広さがあり、設備もファミリータイプと肩を並べるほどの機能を持った物件が多くあることも特徴の1つです。
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コンパクトマンション購入のメリット・デメリット
次に、コンパクトマンション購入のメリット・デメリットについてご紹介します。
コンパクトマンションのメリット
コンパクトマンション購入の主なメリットは、次のとおりです。
●ファミリーマンションに比べると価格が安い
●周辺施設が多く住環境が良い物件が多い
●ライフスタイルに合致した広さ
●共用部が充実しやすい
コンパクトマンションは、ファミリーマンションよりも専有面積が小さい分、手頃な価格で購入できるメリットがあります。
先述したように利便性が高い場所への建築が可能なため、周辺施設が充実しており、良好な住環境で暮らせることも魅力の1つです。
住環境が良ければ年数が経過しても一定の需要が見込めるため、資産価値を維持しやすく、売却しやすいといえるでしょう。
世帯人数が1人から2人の場合、ワンルームでは手狭になりやすく、ファミリータイプでは広すぎて部屋を持て余してしまいがちです。
しかし、コンパクトマンションならちょうど良い広さのため、暮らしやすいメリットもあります。
近年の市場動向を見れば、ニーズが高いことから、賃貸物件としても運用しやすいでしょう。
また、ファミリータイプのマンションと同じ敷地面積でも、世帯人数が少なく戸数が多くなるコンパクトマンションでは、多くの管理費が徴収できます。
そのため、共有部の維持・管理がしやすく、設備も充実するため、生活しやすいこともメリットです。
コンパクトマンションのデメリット
コンパクトマンション購入の主なデメリットは、次のとおりです。
●住宅ローン減税が利用できない可能性がある
●終の棲家になりにくい
床面積が50㎡以下の住宅は、住宅ローン減税の適用対象外です。
そのため、コンパクトマンションでは、住宅ローン減税を受けられない可能性があります。
とくにマンションの床面積は、壁芯面積と内法面積の2種類がある点に注意が必要です。
ここで言う床面積は、登記簿謄本に記載される内法面積のことです。
壁芯面積が50㎡を超えていても、内法面積が50㎡を超えなければ、住宅ローン減税の対象にはなりません。
また、使い勝手の良い広さのコンパクトマンションですが、世帯人数が増えた場合には対応しづらく、終の棲家になりにくいことはデメリットです。
コンパクトマンションを購入するのであれば、このような事態に備えて出産や転勤などがあった場合の物件の取り扱いまで考えておくことをおすすめします。
住環境が良いコンパクトマンションは、売却や貸出をしやすいですが、将来性に配慮して物件を購入する必要があります。
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コンパクトマンションの購入が向いている方は?
最後に、コンパクトマンションの購入が向いている方についてご紹介します。
基本的に先述したメリットに魅力を感じる世帯であれば、快適に生活できるでしょう。
部屋を広々と利用したい1人暮らしの方
コンパクトマンションは、1人暮らしなら広々と利用できる間取りです。
たとえば寝室、リビング、仕事場など、用途に分けて部屋を利用でき、メリハリがある生活空間がつくれるでしょう。
また、共用設備が充実していることが多いコンパクトマンションなら、オートロックなどのセキュリティ設備に期待できます。
そのため、1人暮らしの女性が購入する場合にもおすすめです。
子どもがいないDINKs世帯の方
コンパクトマンションは、子どもがいないDINKs世帯にちょうど良い広さといえます。
ファミリータイプでは広すぎて、部屋を持て余してしまう可能性があります。
ファミリータイプよりコンパクトですが、設備も充実しているため、快適に生活しやすいでしょう。
また、立地が良い物件が多いため、通勤時間を抑えて時間を共有しやすいのも共働きのDINKs世帯の購入に向いている理由の1つです。
移動時間を減らしたいシニア世帯の方
立地が良いコンパクトマンションは、買い物や通院のための移動時間を減らしたいシニア世帯にも向いています。
徒歩圏内でさまざまな用事をすませられるため、移動が苦になりにくく、充実した生活を送れるでしょう。
また、コンパクトな広さのため、家事の手間も省けます。
高齢になれば、掃除などの家事も負担になりがちなため、広すぎるファミリータイプのマンションよりも過ごしやすいといえます。
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まとめ
コンパクトマンションとは、名前のとおり広さが30㎡から50㎡程度の小規模なマンションのことです。
小規模であることを生かして利便性の高い場所に建築されることが多く、ワンルームマンションに比べれば設備も充実しているため、1人暮らしやDINKs、シニア世帯の購入に向いているといえるでしょう。
ただし、世帯人数が増えた場合、手狭になることに注意が必要です。
また、専有面積によっては住宅ローン減税が利用できないため、登記簿謄本をしっかりと確認しておくことが大切です。
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