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結露の原因とは?結露しやすい不動産のデメリットや売却方法も解説!

売却コラム

結露の原因とは?結露しやすい不動産のデメリットや売却方法も解説!

室内に湿気がたまって結露しやすい不動産の売却を検討するとき、はたして買い手が見つかるのか不安に感じることがあるでしょう。
結露しやすい不動産をできる限り早く売却したいのなら、原因を把握したうえで適切な対策を講じることが大切です。
そこで今回は、結露の原因や結露しやすい不動産を売却するときのデメリット、結露しやすい不動産の売却方法を解説します。

この記事の執筆者

このブログの担当者 木下 康裕

株式会社キーポイント代表取締役
タワマン・マンション・戸建て・土地・事業用の不動産売却・購入をご担当させて頂きます。不動産経験15年以上、大手不動産会社出身の担当者がワンツーマンでお客様の不動産売却をお手伝いします!!私は一度きりのお取引で終わるのではなく末永くおつきあい頂ける仲介を目指しております。不動産のことなら、お気軽にご相談をお待ちしております。

売却前に知っておきたい!不動産が結露しやすい原因とは?

売却前に知っておきたい!不動産が結露しやすい原因とは?

結露しやすい不動産を売却するときには、水滴が発生する原因を突き詰めておくことが大切です。
そこでまずは、結露が生じる原因について見ていきましょう。

家の構造が原因で結露しやすい

結露しやすい不動産の特徴として、構造に原因が潜んでいるケースが考えられます。
たとえば、熱伝導率の高いアルミサッシの窓は外の気温に影響されやすく、とくに冬場は室内と屋外の寒暖差から結露が発生しやすい傾向にあります。
また、高気密・高断熱構造の家だと湿気の通り道がなく、室内に水蒸気がたまってしまう点も結露が発生しやすい原因のひとつです。

家の老朽化が原因で結露しやすい

家の老朽化もまた、結露が発生しやすい原因といえます。
築年数が古い家では、構造の一部の腐朽などにより、雨漏りが発生することがあります。
また水道管などの劣化により、目には見えない箇所で水漏れが起こっているかもしれません。
すると、室内の空気に対する水分量の割合が必然と増えてしまい、室温が下がったときに水蒸気が水滴へと変化してしまうのです。

洗濯物の部屋干しなど生活習慣が原因で結露しやすい

洗濯物の部屋干しも、不動産に結露が発生する原因のひとつです。
濡れた洗濯物を室内で干すと、乾く過程において空気中に水蒸気を放散します。
たとえ新築の家でも、洗濯物を部屋で干せば室内の湿度が上がり、結露が発生しやすくなってしまうのです。
また冬場に加湿器を使用しているケースでも、比較的結露が発生しやすくなるので注意が必要です。
結露の発生を防ぐにはこまめに換気をしたり、除湿機を使用したりなどで室内の湿度を下げることが欠かせません。

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売却時に気を付けたい!結露しやすい不動産のデメリット

売却時に気を付けたい!結露しやすい不動産のデメリット

結露しやすい不動産を売却するには、買主が懸念するデメリットを知り、不安点を先んじて解消することが重要です。
ここでは、結露しやすい不動産を売却するときに押さえておきたいデメリットを解説します。

結露しやすい不動産のデメリット①カビやダニが発生する

結露しやすい不動産には、カビが発生しやすい高湿度の環境が醸成されています。
とくに、梅雨の時期や暖房を使用している冬場は室内の湿度が高くなりやすく、カビが発生するおそれがある点に注意したいところです。
また、カビをエサとするダニも発生しやすくなる点に気を付けましょう。
室内にカビやダニが増殖すると、アレルギーやぜんそくなどの健康被害をもたらしかねません。
カビやダニの発生を防ぎたいのであれば、結露が生じた時点で拭き取ったり、部屋の湿度を下げる工夫をしたりすることが大切です。

結露しやすい不動産のデメリット②家を傷める

結露は窓サッシのまわりだけではなく、目には見えない家の内部でも起こります。
すると断熱材や柱、はりなどが水滴で腐ってしまい、家の耐久性能が大きく損なわれるおそれがある点に注意が必要です。
タオルなどで水滴を拭き取れる窓サッシまわりとは異なり、壁の内部に発生した結露は自分では対処できません。
気が付いたら家の内部構造が腐っていたケースも多いため、日頃から結露を発生させないように意識したいところです。

結露しやすい不動産のデメリット③シロアリが発生する

結露しやすい不動産のデメリットとして、シロアリの発生も挙げられます。
カビやダニと同様、シロアリも高湿度の環境を好むため、結露しやすい不動産だといつの間にか発生しているケースが少なくありません。
シロアリは雑食性の昆虫であり、木材だけでなく断熱材など家の構造に関するあらゆるものを食べてしまいます。
シロアリの被害にあった不動産の耐震性は大きく低下し、地震などの自然災害発生時に倒壊してしまうおそれがあるため、早めの対処が必要です。
シロアリ被害にあった不動産を購入したいと考える方は、あまりいないのが実状です。
そのため結露しやすい不動産を売却したいのなら、まずデメリット面を解消することが欠かせません。

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結露しやすい不動産の売却方法

結露しやすい不動産の売却方法

マイホームの購入を検討している方は、長きにわたって住みたいと考えています。
前述のように結露しやすい不動産には家の居住性能を損なうさまざまなデメリットがあるため、売却するには相応の工夫をしなくてはなりません。
ここからは、結露しやすい不動産を売却する方法を具体的に解説します。

結露しやすい不動産の売却方法①修繕する

結露しやすい不動産をできる限り高く売却したいのなら、修繕が欠かせません。
たとえば、窓が結露しやすいのあれば、以下の修繕が視野に入ってきます。

●断熱コーティングを施す
●結露防止シートを貼る
●断熱性が高い樹脂性のサッシに交換する
●断熱性が高い二重窓に交換する


ただし、断熱リフォームをおこなうにあたって100万円以上の費用がかかるケースは少なくありません。
売却前に高い費用をかけて修繕を実施しても売却価格に上乗せできるわけではないので、リフォームをするかどうかは不動産会社に相談したうえで判断することをおすすめします。
ケースによっては、リフォームをおこなわずとも、結露しやすい不動産を売却できることもあります。

結露しやすい不動産の売却方法②家を解体して更地にする

築年数が古く、結露によって構造の劣化も進んでいるようなケースにおいては、家を解体し更地にしてから売却するのもひとつの方法です。
更地にすると、新築用の土地を探している方の目に付きやすくなるので、より早く売却できる可能性が高まります。
しかし、家を解体するには100万~200万円ほどの費用が必要です。
また更地にしても、駅から遠いなど立地条件が悪いときには、そう簡単に買い手は見つかりません。
したがって、更地にしたほうが良いか迷ったときも、やはり不動産会社に相談したうえで検討しましょう。

結露しやすい不動産の売却方法③買取専門の不動産会社に売却する

結露しやすい不動産を売却するとき、売主は買主に対して契約不適合責任を負う必要があります。
もし不動産を引き渡したあとで、契約書に記載のない不具合や欠陥が見つかったとき、買主から損害賠償などを請求されかねない点に注意が必要です。
しかし、買取専門の不動産会社に売却するときは、売主の契約不適合責任を免除してもらえるケースが一般的です。
結露しやすい不動産は目には見えない箇所に不具合が生じているケースが多く、売却時のトラブルにつながりかねません。
買主とのトラブルに巻き込まれたくない方は、買取専門の不動産会社に売却する方法を選択しましょう。

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まとめ

家の構造や老朽化に伴う雨漏り、洗濯物の部屋干しなど生活スタイルが原因で家に結露が発生することがあります。
家に結露が発生するとカビやダニ、シロアリの温床となったり、構造が腐ったりするなどのデメリットがあるので注意が必要です。
結露しやすい不動産を売却するには断熱リフォームをおこなう、更地にするなどの方法が有効ですが、費用をなるべく抑えたい方には買取専門の不動産会社に依頼する選択肢もあります。


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